こんにちは、ジャックです。
皆さんはトラックボールマウスをご存知でしょうか?
PC作業を多くする人やガジェット好きの人は皆さんご存じだと思いますが、それ以外の人には初耳だという方も多いのではないかと思います。
実はこのトラックボールマウス、愛好家の方の間では「一度使ったら普通のマウスには戻れない!」ぐらいの代物らしいです。
私は以前から知ってはいたものの中々手を出せずにいたのですが、マウスを新調するタイミングに合わせて「Logicool ERGO M575」というトラックボールマウスを購入しましたので、30代メーカー営業マンの私の目線から見てどうなのかという視点でお伝えしたいと思います。
この記事では
・そもそもトラックボールとは何か
・Logicool ERGO M575について
・どういう人におススメか
の大きく2点に分けてレビューしていきます。
トラックボールマウスが気になっている方の参考になりましたら幸いです。
トラックボールマウスとは
トラックボールマウスとは、トラックボールというボールが組み込まれたマウスのことです。
通常のマウスはマウス自体を動かすことでポインターを動かしますが、トラックボールマウスはボールを指でコロコロ転がすことでポインターを動かします。
最も多いのは上記の写真のように親指で動かすタイプですが、人差し指で動かすタイプの物もあります。今回は親指タイプの物を購入しましたのでそれについてレビューします。
トラックボールマウスの長所
長所① 腕を動かさなくて良いので腕が疲れにくい
通常のマウスですとマウス自体を動かしてポインターを動かします。ポインター速度を早くしている人ならその動きは少なくて済みますが、ゆっくりにしている人の場合だと、ある程度の所まで動かしたらまた元の場所に戻して、また動かして、という動作が必要になります。
対してトラックボールマウスは指でボールを転がすことでポインターを動かしますので、腕を動かさなくて良くなります。これにより、腕の疲れが軽減されます。
最近は動画編集をされる人も多いかとは思いますが、中にはマウス操作のし過ぎが原因で腱鞘炎に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。このトラックボールマウスは腱鞘炎に効果的ともいわれています。
長所② マウスのために必要なデスクスペースが減る
通常のマウスの場合、使うためにはマウス自体の大きさに加えて、マウスを動かすのに必要なスペースを確保する必要があります。
トラックボーるマウスであればマウスのサイズ分のデスクスペースがあれば使えるので、デスクが小さい人、色んな理由で作業領域が狭い人にもおすすめです。
トラックボールマウスの短所
短所① 操作感に慣れるのに時間がかかる
トラックボールマウスの購入をためらう最大の理由がこれだと思います。
使用した感じをお伝えするのは難しいので、興味ある方は是非一度店頭などで触ってみる方が良いと思います。
ただ、私に関してはそこまで慣れるのに時間はかかりませんでした。使ってみる前は無意識にマウスを動かそうとしてしまうのでは?とか繊細な操作が出来ないでのは?とか不安がありましたが、1~2日もすれば慣れて違和感を感じなくなりました。
例えるなら、オーバースローのピッチャーがサイドスローに転向するみたいな感じでしょうか。
短所② トラックボールの定期的な清掃が必要
使っているうちに埃やら皮脂やらが入り込むのか、ボールの回転が段々悪くなってきますので、定期的な清掃が必要です。ただ、そこまで大変ではありません。ボールを取り出して汚れを落とすくらいです。
光学式のマウスではなく、古いボール式のマウスを使ったことがある方ならなんとなく想像がつくのではないかと思います。
短所③ 操作性は普通のマウスに劣る
はっきり言ってしまいますが、操作性は普通のマウスに劣ります。具体的には次の動作が苦手です。
①狙った場所ピッタリにポインターを動かすこと
②画面の端から端まで一気に、且つある程度正確に動かすこと
③図形を描画すること
要は、正確性を求められる動作や大きな動作は向いていません。
大きく動かすことのはトラックボールを勢いよく回転させればできるのですが、それはソフトボール投げで思い切り遠投するようなもので大まかな狙いしかつけられません。
当然、使い続けるうちに次第に操作感に慣れてきて、普通のマウスと同じくらいに制御できるようになると思いますが、あくまで同じくらいであって、超えることはありません。
Logicool ERGO M575について
![](https://i0.wp.com/30s-mfrlife.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_3599.jpg?resize=776%2C826&ssl=1)
今回購入したロジクール製のトラックボールマウスです。
製品名に「ERGO」とあるようにエルゴノミック(人間工学)に基づいた設計で長時間作業していても疲れないようなデザインになっています。
ボタンは右クリック、左クリック、スクロールホイールに加え、進むボタン、戻るボタンを備えています。また、何と言っても一番の特徴は親指用のトラックボールです。
接続方式はUSBレシーバーとBluetooth接続の2種類で、本体裏面ボタンで接続方法を切替えできます。それぞれ1デバイスまでペアリングできるので、例えばPCはUSBレシーバーで、iPadはBluetoothで接続すれば本体裏面ボタンで切り替えるだけでデバイス側での再接続が不要です。
電池は単三電池1本、連続使用時間(公称)はUSBレシーバー接続で24カ月、Bluetooth接続で20カ月で十分長いです。仮にそこまで持たなくても1年くらいは平気で使えそうですね。
使ってみて良かった点
上記の長所で述べたこと以外で、良かった点を記載します。
まずデザインですね。ホワイトでかわいいです。ホワイトのトラックボールマウスというと他にケンジントンもあるのですが、そちらは1万円近くしますのでちょっと手がでませんでした。これは税込み6千円くらいで、他のトラックボールマウスと比較してもお手頃なのも魅力です。
また、他のトラックボールマウスと比較はしていないですが、トラックボールの回転がかなりスムーズです。つっかかりを感じたことはありません。
また1つのマウスで2つのデバイスを操作できるのは良いですね。これまでiPadでマウスを使う際はBluetoothをペアリングして使用して、その後PCで使うときはPCと再度ベアリングして、と結構わずらわしかったので、そこが解消されたのは良かったです。
使ってみてイマイチだった点
トラックボールマウスとしての短所以外は特に気になる点はありません。
強いて言うなら、接続方法の切り替えボタンが本体裏側についていて、使用するデバイスを日に何度か切り替える私にはちょっと使いづらいとは思いました。
どういう人におススメか
まず、トラックボールマウスをおススメできる人は次のような方です。
①普通のマウスで腕の疲れや痛みに悩まされている人
②作業領域が狭い人 もしくは マウスが占める割合を小さくしたい人
③マウス操作で図形を描いたりなどの正確性が必要な作業をしない人
④何はともあれトラックボールマウスを使ってみたい人
逆に、上記の様な理由がない人にはお勧めできません。
また、トラックボールマウスは人によって結構合う合わないがある気がしました。私は幸いにも相性がよかったようなのでしばらく使い続けるつもりですが、やはり可能なら店頭で試せるなら試した方が良いと思います。使ってみて、すぐに慣れる事が出来そうなら購入するのが良いと思います。
また、今回私が購入したLogicool ERGO M575は上記①~④を満たす人で、且つ電池式でも問題ないと考えている方にはかなりオススメできます。
もちろんこれよりも多機能なモデルや私が不満点として挙げたペアリングの切り替えを解消したモデルもありますが、それは1万円を超え中々手が手辛いので、まずはこのモデルでデビューして、これで満足が出来なければ上位モデルを買うという流れでも良いのかなと思います。
もしよければご検討ください。
それでは。
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